
AtomicPay – 数種類の暗号通貨に対応したペイメントゲートウェイサービスのご紹介
2018.12.17
BCHNews編集部
こんにちは、BCHNews編集部のreiです。
先月、数種類の暗号通貨に対応したペイメントゲートウェイサービスであるAtomicPayのプライベートベータ版がローンチされました。
なんとこのAtomicPayは、6つの暗号通貨に加えて156もの法定通貨にも対応しています。
競合もすでに多くあるこの分野でAtomicPayがどのようにサービスを展開していくのか。
本日は、このAtomicPayに関してご紹介したいと思います。
AtomicPayの特徴
AtomicPayは、ウォレット同士をP2Pで直接繋ぐサービスです。
そのため、AtomicPayで処理された送金は直接ユーザーのウォレットに届きます。
AtomicPayは決済用のURLを作成することができ、メールやSMS、メッセージングアプリで送信することによってすぐに決済を行うことができます。
また、ウェブサイト埋め込み用の支払いボタンを作成したり、オフライン購入用のPoS機能も備えています。
さらに、AtomicPayはHD(階層型)ウォレットサポートを実装しており、請求書ごとに新しいアドレスを生成しており、ユーザーのセキュリティやアカウンタビリティー、プライバシーの強化に繋がります。
そして、請求書が送られると、AtomicPayは送料を即座に法定通貨を、同額の暗号通貨に換算します。
この時、使用するレートは15分間隔で更新されている、リアルタイムなレートです。
また、他のペイメントゲートウェイサービスとは異なり、(個人で使用する場合は)顧客情報を要求しないことも主な特徴です。
AtomicPayの対応通貨は、Bitcoin Cash(BCH)、Bitcoin Core(BTC)、Bitcoin Gold(BTG)、Litecoin(LTC)、Dash(DASH)、Dogecoin (DOGE)です。
また、2019年の初めの4半期のうちにEthereum(ETH)やERC20トークン、Stellar(XLM)を追加する予定です。
公式サイトで紹介されているAtomicPayの利点は、次の6つです。
- 低いトランザクションコスト
- 数秒の素早いトランザクション
- 即時で資金調達が可能
- チャージバックや詐欺、信用詐欺を防ぐ
- 暗号通貨顧客の新世代の獲得
- 企業の初めの製品となることで広く注目を集める
競合他社との違い
冒頭でも言及した通り、AtomicPayにはすでに多くの競合他社が存在します。
BitPayやBtcpay、Coinbase Commerce、Anypayなどのサービスです。
BitPayは、BTCおよびBCHの2つの通貨のみ使用できるという点で、AtomicPayとは少し異なります。
また、Btcpay、Coinbase Commerce、Anypayと異なる点は、AtomicPayが有料であるという点です。
多くの無料のペイメントゲートウェイサービスは、資産の保護責任を負わず、少額な手数料のものほど信用できないという現状があります。
こちらは、AtomicPayの料金システムです。
よりビジネスユースになるにつれ、料金が安くなっていることが一瞥してわかると思います。
そのため、コンシューマー向けというよりも、よりビジネス向けなサービスということがわかりますね。
実際、AtomicPayの出資者が次のように主張していることからも、それが分かります。
The new software is a “decentralized” cryptocurrency payment processor that allows merchants to accept cryptocurrencies directly from customers in a “trustless environment.”
[意訳]
新しいソフトウェアは、商人が”信用のいらない環境”で暗号通貨を直接顧客から受け取ることができる、”分散された”暗号通貨ペイメントプロセッサーです。
また、このAtomicPayの料金は、それぞれのトランザクションごとではなく一月の請求書をまとめて月額として請求されます。
そのため、PoSなどとして使用している加盟店は、毎月の請求額を相殺するためのプリペイドクレジットが配布されるそうです。
一言
AtomicPayは現在、プライベートベータ版を公開中です。
招待されていない場合でも、AtomicPayの公式サイトからメールアドレスを入力することで、ベータ登録を行うことができます。
登録を行うと、以下のようなメッセージが表示され、AtomicPayから招待メールが送信されてくるそうです。
ビジネスユース向けということもあり、ベータではなく安心して利用できる正式版のリリースがまたれますね。
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