BCH DevsがIPFSに基づいた双方向支払いのコンセプトを公開

2018.12.31

BCHNews編集部

こんにちは、BCHNews編集部です。

2018年12月15日、P2Pのオンラインフリーマーケット「OpenBazzar」とBitcoinCashのGo言語実装「bchd」の開発者であるChris Pacia氏(@ChrisPacia)が、Mediumに”Bitcoin Cash Overlay Network“という記事を投稿し、IPFSに基づいた双方向支払いのコンセプトを公開した模様ですので、詳細について説明したいと思います。

過去にもbchdの取り組みについての記事がありますのでよろしければご覧ください。
【過去記事】
BCHに高度なプライバシーを提供するNeutrino Wallet登場
Bitcoin CashのGo言語実装、bchdの紹介
Bchdが高速同期モードを搭載したクライアントと共に0.13.0-beta2をリリース

Medium記事概要

Pacia氏が公開した記事について、要訳を紹介します。

bchdプロジェクトの一環として、bchwalletというWalletライブラリとアプリケーションを管理しています。
それはbchdフルノードに接続し、neutrinoを使用してSPVモードで実行もできます。
bchwalletの目標は、開発者が自分のアプリケーションを動かすために使用できる機能豊富なウォレットバックエンドを提供することです。
現在進行中で、来年初めには完成する予定の機能は、双方向の支払いチャネルです。

支払いチャネルを支えるテクノロジについて

支払いチャネルを機能させるためには、2つのbchwalletsが互いに直接通信してチャネルを開き、小額支払いを行い、チャネルを閉じることができる必要があり、そのためには通信にある種のプロトコルを必要とします。
BitcoinCoreのLightningNetworkは、この目的のために独自のカスタムピアツーピアネットワークを展開しました。
さまざまな理由から、私たちの支払いチャネルの実装にとってLightningNetworkは最善の方法ではないと判断し、代わりに、IPFS(※)のlibp2pに基づいて一般的なオーバーレイネットワークを作成しました。

(※)IPFS・・・Inter-Planetary File System:分散方式でハイパーメディアを割り当てるより分散型のピアツーピア方法を可能にするネットワーク

BitcoinCash Overlay Networkについて

このオーバーレイネットワークは、接続アプリケーションのピアツーピアネットワークであり、ゴールは、支払いチャネルの目的でbchwalletsを相互に接続することだけでなく、高性能で機能豊富なピアツーピアネットワークにアクセスする必要があるBitcoinCashアプリケーションで使用されることです。

  • アプリ間通信やデータストレージのためにピアツーピアネットワークにアクセスする必要があるBitcoinCashアプリケーションで使用することを目的とした軽量のオーバーレイネットワーク
  • IPFSプロジェクトの一環として分割されたモジュラーネットワークスタックであるLibp2pに基づいてる。

実装はこちら(Github)

BitcoinCash Overlay Networkの機能

  • 拡張可能なピアID
  • 暗号化および認証済み接続
  • プロトコル多重化
  • ストリーム多重化
  • マルチ輸送
  • Tor統合
  • DHT(※)-キー/バリューストア
  • DHT-ピアルーティング
  • DHT-コンテンツルーティング
  • Pubsub

(※)DHT・・・distributed hashtable technology(分散ハッシュテーブル技術)

また、ブラウザ内で完全に実行できる、互換性のあるjavascriptバージョンのlibp2pもあり、Javascriptバージョンのオーバーレイネットワークを作成するのは、ライブラリ全体で614行のコードしかないため、簡単であると述べています。

BitcoinCash Overlay Networkで構築できるアプリ例

  • 支払いチャネルプロトコル
  • コインミキサー
  • アトミックスワップアプリ
  • P2Pオーダーブック
  • P2Pギャンブルアプリ
  • ウォレット間通信

等が挙げられています。

さいごに

本日は来年初めには完成する予定の機能である、IPFSに基づいたBitcoin Cashベース双方向支払いチャネルのコンセプトについて紹介しました。
Githubでは、TODOとして以下の記載がありました。
このアプリはそれほど大きなものではありません。ほとんどの重い作業はlibp2pによって処理されるからです。現時点で唯一のTODOはオプションのトランスポートとしてTorを接続することです。

正式なローンチが楽しみですね。

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