Cashy – BitcoinCashネットワーク上で動くScriptContractsを記述するためのWebアプリケーション
2018.12.31
BCHNews編集部
こんにちは、BCHNews編集部です。
2018年12月19日、BitcoinCashを用いたソフトウェアソリューションを提供するSimple Ledgerが、最新プロダクトのCashyを紹介しました。
We are proud to introduce our latest product, Cashy. https://t.co/rbcYle3ff7
Cashy is a unique and powerful web application for programming Script Contracts in Bitcoin Cash.
The new #BitcoinCash opcodes will take crypto to the next level… Real world use cases!!
— Simple Ledger (@SimpleLedger) December 19, 2018
Simple Ledgerについて
Simple Ledgerは、ビットコインブロックチェーン開発者およびコンサルタントとして、ブロックチェーンの機能を利用して安全で不変のデータを管理するためのアプリケーションを構築しています。
ビットコイン製品開発
Simple Ledgerは、Bitcoin Cashエコシステム用の貴重なアプリケーションの構築に努めています。 私たちは現在、分散ファイルの保存と投票のためのアプリケーションと、Script for Bitcoin Cashの使用のための開発者ツールに取り組んでいます。
Simple Ledger Protocol開発
Simple Ledgerは、Simple Ledger Protocol(SLP)の作成者であり、積極的にその開発に取り組んでいます。
主要サービス
同社HPにて紹介がある通り、現在3つのサービスを展開しています。
BitcoinFiles.com
BitcoinFiles.comでは、自分のIPFSノードを実行することなく、誰でもファイルをIPFSにアップロードすることができます。このサービスをIPFS as a Serviceと呼びます。ファイルメタデータはBitcoin Cashブロックチェーンに同時にタイムスタンプされて、存在の証明と、以前にタイムスタンプされた、またはブロックチェーンにアップロードされたすべてのファイルの公開リストが提供されます。 サイズが5KB未満のファイルは、Bitcoin Cashブロックチェーンに直接保存できます。JavaScript SDKは、Bitcoinファイルプロトコルを使用して独自のアプリケーションを構築する開発者向けに提供されています。
Simple Ledger Protocol
SLPは簡単にBitcoin Cashで自身のトークンを発行、支出または交換するのに必要なものをすべて備えています。 トークンは、ブロックチェーン上で何でも追跡できるようにするので便利です。用途には、株式登録、ゲームトークン、アプリケーションアクセストークン、デジタルメディアの権利、顧客割引、物的資産の表現、その他多数の使用例があります。
上記の2つのサービスについては、過去のBCHNews記事にて紹介しておりますのでよろしければご覧ください。
【過去記事】
Bitcoin Files Protocol(BFP) – BitcoinCashを利用したファイルストレージシステム
BitcoinFiles.com – BCH上にファイルをアップロード、ダウンロード、閲覧できるサイト
Cashyサービス紹介
Cashyは、BitcoinCashでスクリプトコントラクトをプログラミングするためのユニークで強力なWebアプリケーションです。
Cashyは、BCHチェーンにつながっているさまざまな種類のアプリケーションやスマートコントラクトをプログラムするためのツールボックスです。
上記画像に記載されているHPでの製品説明は以下のとおりです。
Cashy Toolbox
Cashy Toolboxは、BitcoinCash用のスクリプトの使用を簡素化する開発者ツールです。 このソフトウェアは、シンプルなGUIをユーザーに提示するために使用されるスクリプトテンプレートを作成および通信するための標準を提供します。このツールは、BitcoinCash用のスクリプトプログラムの作成方法を学ぶことに興味がある人のための教育ツールとして使用できます。
Cashyビデオデモ紹介
冒頭のTwitterにて埋め込まれているビデオでは、マルチ署名契約で使用する正しいP2SHアドレスに同意しようとしている複数の関係者にとって、ツールボックスがどのように役立つかを説明しています。SLPのCashyを使用すると、すべての当事者が契約署名に照らして複数署名アドレスを検証し、それが有効かどうかを確認できます。デモでは、チームが他のユースケースを紹介するのビデオを公開する予定であることを詳述しています。
Cashy特徴
- P2SHアドレス形式による非標準スクリプト
- 新しいスクリプトテンプレートファイルを検証
- 信頼できるサードパーティのデータソースのためのOracleAPIとのやり取り
- BCHタイムロックでも動作
- OP_CLTVとOP_CSVのタイムロックに対応
- OP_CHECKDATASIGのデータ署名を作成
- OP_CHECKSIGのトランザクション署名を作成
- UTF-8文字列またはHexデータからsha256を作成
- UTF-8文字列またはHexデータからhash160を作成
- UTF-8文字列から16進数を作成
- 「script-repeat」機能を使ってループを作成
さいごに
r/btc subredditフォーラムで、SLPプロジェクト開発者の一人であるJames Cramerは、関心を持ってくれたことに人々に感謝し、彼がBCHスクリプトと相まってさらに多くのCashy機能を紹介することを楽しみにしていると述べました。
冒頭のTwitterでも、チームは、最近追加されたBCHオペコードと組み合わせると、大量の技術革新をもたらすことができると述べています。
今回紹介されたビデオデモは第一弾でしたので、続編が公開されるのが楽しみですね。
最新情報はこちら
BCHNewsでは公式のTwitterアカウント(@bchnews_jp)を開設しました。
更新情報を配信しておりますので、よろしければフォローしていただけると嬉しいです。
この記事のカテゴリ
この記事のタグ
BCHNews編集部
BCHNews編集部です。
日々更新される暗号通貨関連のニュースを読者の皆様にお届けします。