第2回:仮想通貨界隈ニワカ勢に会いにいく(2)

2018.12.07

furusake-s

連載の趣旨

ガチ勢とニワカ勢の線引きはとても曖昧だということは『第1回:暗号通貨界隈ガチ勢に会いにいく』でも言及しましたが、暗号通貨と仮想通貨、2つの呼び方があることからも分かる通りに、界隈には曖昧な表現や理解が蔓延しています。ガチ勢は暗号通貨という呼称を好んで使う傾向がありますが、世間では仮想通貨という呼称のほうが普及しています。ビットコインキャッシュをはじめとした界隈のニュースを広くユーザーにお届けしていくためには、この差を理解する必要があると私は考えています。

そこで、BCHNewsではいわゆる暗号通貨界隈ガチ勢ではない、仮想通貨のユーザーに焦点を当ててインタビューすることによって前述の差を理解できるのではないか?との仮説を立てました。この仮説を連載を通じて実証していきたいと考えております。今回はその第2回となります。

【過去の連載記事一覧】
第1回:仮想通貨界隈ニワカ勢に会いにいく
第2回:仮想通貨界隈ニワカ勢に会いにいく(1)

注記:ニワカという言葉には対象を揶揄するようなニュアンスがありますが、ここではライトユーザーの言い換え程度に捉えて頂ければと思います。インタビュー対象者には予めニワカ勢という呼称を使うこと、連載趣旨についてご了解を頂いております。

前回からの続き

暗号通貨界隈の非モテ男性(通称:ブロック男)に関するトークの途中でした。

「ちょっと病んじゃったり、ネガティブなイメージが女性に対してついちゃうとね、そういう騙されてっていうか」

「そうなんだよねー。そうなのよー。ミソジニーはしるとちょっと、女嫌いの方にいっちゃうと変な○○○○○でナンパしてんのとかいたんで・・闇堕ちしちゃうんで。私は心配ですけどね・・。・・・ウサギさん、昔は彼女とかいました?」

ここまでが前回です。

編集長の恋愛遍歴(だれ得?)

話をふられた以上話さない・・というわけにもいきませんので

「僕はまぁ、大学生以降は基本的にはいましたね」

「あー」

「高校生の時はいなかったです僕も」

「大学からいればね、アレですよ」

「実家離れてからはそういう彼女欲しい系の障害というのは減りましたね」

「あっそうなんですね」

「ひとり暮らし始めてからはやっぱり早かったです」

「あっそうなのやっぱりw」

「(彼女)できるのが」

「なるほどねw うーん・・KSさん、VVさんもひとり暮らしのはずなのに・・ふふふw」

「学生時代ひとり暮らしするとやっぱりね、ホント彼女欲しいからアルバイト先も女の子が集まりそうなところにバイトいくみたいな」

「あーw」

「ホントに・・お金の問題じゃなくってね」

「ふふふw」

「いそうなところに行って・・実際そのとおりにいって彼女できたんで、良かったです」

「すごい」

「当時はそれで楽しかったですね」

「そうですよね、そういう成功体験があると大分違いますよね」

「社会人になってもそれなりに・・飲み会とかで」

「素晴らしい」

「当時は結婚とか全然したくなかったんですよねー」

「えっ!そうなんですかっ!?」

「全然結婚願望なかった」

「うっそ!?意外、なんか結構ありそうなタイプに見えた」

「全然全然・・(省略)」

「ほーぅ、へーぇ・・」

「彼女のほうがすごい結婚したがってた感じだったんで」

「実際そうでしょうね」

「そういう感じですね」

「なんか・・モテ男の発言ですよねw」

「ぶはっwww そうすか?w」

「なんか結婚したくなかったんだよねーみたいなw あははw」

「そんなにモテるって認識はなかったですけどねw」

「でも・・IT系社長ですもんねw」

「IT系社長ですw」

「あっはっはっはっはっwwwww」

「まだそのカード使ったことないですけどw」

「あっはっはっはっはっwwwww」

「IT系社長で・・」

「まーサラリーマンのときのほうが恋愛できてたと思いますね」

「そうなんですかw」

「社長になってからは女性関係はそんな・・殆ど無いですね、今の結婚してる彼女くらいですね」

「うんうん、まー忙しいですもんね社長だと」

「まぁまぁ、そうっすねー」

「ねぇ」

「なんか社長が溢れてるじゃないですか、最近は」

「たしかにたしかに、社長いっぱいいますよねw」

「ちっちゃい会社の社長ってなんのステータスもないと思ってるんで、どっちかっていうと」

社長ってモテるのか?

肩書は立派に見える社長ですが、冷静にみた場合、社長の実態は様々・・。実際モテるのでしょうか・・?

「あー、たしかにVVさんも社長だし、KJも社長だし」

「そうそうそう」

「そうだね、社長いっぱいいるねw あははw」

「猿山の山としては一番ちっさい山じゃないですかw」

「まぁまぁまぁまぁw」

「なんか100人とか200人とかの規模になってくるとまたちょっと話し変わってきますけれどもね」

「まぁねー、まぁでもでも小規模の、自分の責任でこう従業員雇ったりして調達もしてって、結構やっぱ・・ねぇ、凄いと思いますけどね、男性の中ではね」

「まぁやることいっぱいあるんで、やりがいはありますよね」

「うんうんうん、いいですよね。けっこう私、サラリーマンで異様にステイタスをドヤってオラつく商社マンとか外コンとか・・は?って感じがするんですよね。守られた立場のくせに!みたいなw あははw」

「お父さんの世代の(一世代上の)感性ですよね」

「そうそうそうそうそう」

「親の世代の感性っていうか」

「そうそうそうそう」

「会社がステータスで、会社の看板がほぼ自分のキャリアみたいな」

「そうー、全然なんかもう・・」

「そういう時代があったのも間違いないでしょう」

「ねー。そういう意味で言うと、やっぱ自分でビジネスやってる人は看板ない分ほんと胆力ないとやってらんないだろなーって。すごいなーって。」

「経営者ユニークな人多いですからね」

「楽しいですよねー、経営者の人ってけっこう好き、うん・・なんか・・うん、面白い。変な人もいるけどw あはははw」

「トラブルとかもありますからねー結構ね、そういう経験を積んでくと・・」

「そうそうそう・・あとやっぱ能力ないと出来ないですからね、基本的にやっぱ、うん」

「変な人ねー・・・」

「変じゃないと出来ないよねw あはははw ・・と思う」

(中略:運営しているWebサイトの話とか)

「界隈・・仮想通貨を知ったキッカケってなんだったんですか?」

仮想通貨を始めたキッカケ

仮想通貨の話になりました

「あれはー、イケハヤさんのブログを見てて・・仮想通貨やりだしたって年明けから言ってて・・存在は知ってたんですけど、あと投資の上手な先輩がいてビットコイン買うって言ってて、ふーんって思ってとりあえず買ってみたのが去年の8月末」

「8月末(2017年)」

「で、すぐチャイナ・ショックがあって、その時一瞬含み損が出たんですけれど、その後すぐに上がってったんで・・」

「じゃあメッチャ上がる手前のところですね」

「そうですね、タイミング良かったですね、はやくはないけど・・うーんって感じかなー」

「(始めたきっかけは)イケダハヤトと先輩・・」

「そうですね、、イケハヤさんが推してた、最初よくわからないじゃないですか?(どういうコインがいいのかの意)、とりあえずNEMとAugerを買ったんですよw」

「はいはいはい」

「そしたらもう、アルト死んだじゃないですか9月で、、それでクソって思ってw」

「へっwww」

「ビットコインを買い増しつつ・・って感じですね、利確が遅かったですけど」

「うーん、(利確は)けっこう大変ですよね。売った後も買い戻したくなっちゃいますし」

「そー、アタシ投資って出来ないんですよ銀行員って」

「あー、あのコンプラというかインサイダー規制というか」

「そうそう、だから投資経験が全然なくって、これは金融商品じゃないからできるってことでやってましたけど」

「あとはFXくらいしかやれないんじゃないですか?」

「FX無理・・短期的取引は禁止だから・・、あと不動産はいいのか・・」

「あぁ」

「なんちゃら200日平均線とかあるじゃないですか?w なんちゃらの雲がなんちゃらみたいな・・あるじゃないですかw ああいうの全然わかんないから、チャート読めないし、だからタイミングとかは勘で。でも去年は誰でも儲かる相場だったみたいなんで・・」

「みんなそんなもんですよw」

「ホールド・・HODL?して儲かったときだったんで・・って感じですね」

「イケハヤさんもアフィリエイトで多分荒稼ぎされたんだと思うんですけれど、取引所のね」

「そうですよね」

「クレジットカードとかよりも実入りが良かったんじゃないですかね、アフィリエイトの商材としては」

「そうですよねー、去年はそれでメチャクチャ儲かったんでしょうね」

「ブルーオーシャンだったし」

「アタシがゴミみたいなサイト作っただけでも多少ありましたしw」

「(口座)開設してくれる人が・・」

「そうそうそうw ・・去年はもうちょっとあのバブル続くと思ってたんですけれど、読み違えました」

仮想通貨は使われているのでしょうか

実際に購入した仮想通貨の詳細について聞いていきます

「NEMってことは・・・でも単純に使ったりとかはせずにAugerも実際に使ったりとかはすることなく・・プロジェクト固有の機能とかは使わずに単に買って売ってっていう・・」

「私は・・技術は全然わかんないですね」

「なるほどなるほど。ビットコインで、たとえばサンタルヌーとかでお酒のんだりとか、そういう実際に使ったりしたこととかはありますか?」

「ない」

「Walletに入れてみたとか」

「ない・・MONAを投げたくらいw」

「ふえっへっへっへっwww」

「MONA投げたのは楽しかったw」

「投げ銭・・投げ合いました?w」

「そうそうそうw」

「あれ楽しいですよねw」

やはり仮想通貨の送金はハードルが高いようです

職業柄でしょうか、送金前の確認作業のストレスがすごいらしいです

「あれ楽しいw ・・けど結局送るのとか、めっちゃアドレスとか確認するじゃないですか、確認作業がすごい神経質でストレスなんですよね、長いじゃん?アドレスが」

「はいはいはい」

「それがなんか、確認して大丈夫ってやるプロセスが嫌いで、やってないw あははw」

「たしかに、あれ一文字でも間違うと送れなかったりしますからね」

「そうそうそう、あれが凄いストレスで・・。あと仕事柄あんまり取引も出来ないし」

「あいまに画面見るわけにもいかない職種ですしね」

「そうそうそう」

「たしかにそういう意味では不利ですよね」

「なんかそう支払いとかも・・面倒くさいんだよね」

「ふふふw まーね、仮想通貨を使えば30%割引!とかってなったらまた話も変わってきますけどね」

「そうそうそう」

「普通に時価で計算するだけだとね」

「そー」

「御利益ないですもんね」

「なんなら30%くらい(仮想通貨の値段が)動くから・・」

「はははw」

「あんまりなんか、それってどうなんだろうみたいなw」

「はいはいはい」

仮想通貨取引をやめた理由

もう仮想通貨取引はやっていないようです

「一回手を引いたのはどのタイミングだったんですか?」

「年明け」

「コインチェックのGOXあったじゃないですか」

「あったねー」

「あの辺りですか?あの前後・・」

「あの後ですね、ビットコインが230万つけて、170万くらいからずーっと落ちてってて、で、アタシもうちょっとバブル続くかなって思ってたんで、でもズルズルいっちゃって・・どうしても割りたくない損益ラインがあったんですけど、そこに着いちゃったからもういいかなって」

「投げちゃった」

「そうそうそう。見ててもなんか上がり目がないかなって思ったんで、そこで全部売って、みたいな、今に至るみたいな。で、仮想通貨関連つぶやくことないんで、恋愛アカウントに転生したっていう・・」

「えへっw」

「ふふふw そういう感じw」

「じゃあ同時じゃなくて、あの辺から恋愛アカウント寄りのプロフィールに書き換えた感じなんですかね」

「ちょいちょい恋愛系のツイートも混ぜてて」

「併記してた感じなんですかね、仮想通貨のことも恋愛のことも・・」

「そうそう・・今は(仮想通貨関連の記述は)消した。5月くらいに対談の企画があって、そこで完全にシフトした感じ」

「年初のあそこで手放してれば、、今はもっと下がってるんで」

「そうそうそう」

「潔く年初のコインチェックの時に諦めれた人はそれはそれで助かったんじゃないですかねw」

「そうですねー、そうそうそう・・」

「そのまま握り続けてるよりも全然マシだったと思いますよ」

「別にあのー、益は出てるんで・・まぁ全然いいんですけれど、頂点(最高値)からするとちょっとなーって感じするけどね、まぁしょうがない」

「名残惜しいっていうか・・、まぁキリがないですから、それは」

「キリないキリないw」

「どの相場でも」

続きます・・

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BCHNews編集長
セブンバニーズ株式会社 代表取締役
1982年生まれ、大阪府出身、B型
趣味はロードバイク、三国志大戦、イカを釣ること

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