海外の暗号通貨取引所、CryptoHubがハッキング被害を受ける

2018.10.01

BCHNews編集部

こんにちは、BCHNews編集部です。

9/22、CryptoHubがハッキング被害を受けたと発表しました。

相次ぐ盗難被害

つい先日、Zaifが巨額ハッキング被害にあっていた事が判明し市場が騒然としましたが、南米を拠点とする暗号通貨取引所のCryptoHubでも巨額のハッキング被害が確認されました。

事態が発覚したのは、同取引所公式ツイッターの以下の投稿です。

投稿では巨額の通貨が盗まれた事、脆弱性を検出できるまでプラットフォームが使用不可になることが語られています。

試しにCoinMarketCapを開いて確認してみたところ、その日からCryptoHubの全取引が停止していることがわかります。


引用元URL:https://coinmarketcap.com/ja/exchanges/cryptohub/

調査の結果、CryptoHubから盗難が確認されたコイン・トークンは以下の通りだと判明しています。
[BTC、LTC、DOGE、ETH、XMR、XRP、ZEC、DASH、WAVES、808、SMLY、XVG、BRO、SHND、GCN、RUPX、GIVE、LIKES、AU]

CryptoHubについて

今回盗難が行われたCryptoHugは、南米を軸とした暗号通貨取引所です。

マイニングプールとしての機能も併せ持っており、新しい上場通貨を投票で決定していたため、いわゆる草コインと呼ばれるマイナー通貨からBTCのようなメジャーな通貨まで多様な通貨での取引が可能でした。

また、取引画面とマイニング画面でチャット機能が利用でき、コミュニティーとしても親しまれていました。

CryptoHub側の対応

CryptoHubは、Ubuntu16のSSH脆弱性からハッキングされたとみられ、取引所資産全体の約30%が盗難されたそうです。
後日公式ツイッターに公開されたfail2banのログからは、ハッキングされた日にSSHDに対して膨大なDDoS攻撃が行われていることが確認できます。

その後の対応として、CryptoHubは自身のウェブサイト(https://cryptohub.online/)のトップページを変更し、9月24日から10月25日まで払い戻し請求の受付を行なっています。

支払いは出金手数料を本来の0.1%から0.0002%に減らして、9月26日にBTC・WAVES・RDのみ早期支払いが行われたほか、今後は10月10日と10月25日の2回に分けて行われる予定となっています。

また、影響を受けていないコイン・トークンに関しては完全な払い戻しが行われますが、盗難された通貨はUTC-3で9月21日14:00(日本時間9月22日2:00)時点でのCryptoHubのBTC価格で再計算された後、72%がBTCで対象のユーザーに対して支払われます。
足りない28%に関しては、余分に保持していたMouseCoin(MIC3)およびPWRCoin(PWR)で補填されるそうです。

一部の通貨では流出先のアドレスが特定されていますが、損失が大きくCryptoHubは払い戻し終了後に売却される予定となっています。

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