Bitcoin Cash向けウォレット、Centbeeのβ版がリリースされる

2018.10.05

BCHNews編集部

こんにちは、BCHNews編集部です。

10/2、Bitcoin Cash向けのウォレットサービスであるCentbeeのβ版がリリースされました。

We’re in BETA!

Download @CentbeeWallet on the App Store or Google Play and start sending Bitcoin cash to your friends simply by tapping your phone contacts.

Download on Google Play: https://t.co/GisusqxWA2

Download on the App Store:https://t.co/RaRfj4CzNe #BitcoinCash #BCH pic.twitter.com/sZJoClSiY4

— Centbee (@CentbeeWallet) 2018年10月2日

これまでのα版では、テスト用のBCHで送受信のテストが行われていましたが、今回のβ版では、実際のBCHを送受信できるようになりました。

Centbeeの特徴

Centbeeは、次世代Bitcoin Cashウォレットであり、人々がシンプルかつ安い手数料で便利に暗号通貨を利用できるようにすることを目的としており、以下の二つの特徴があります。

シンプルで簡単に利用できる
iPhoneまたはAndroidの連絡先と連動したContactsという機能がある

また、Centbeeは、Bitcoin CashがSatoshi Nakamotoのホワイトペーパーの最良の実装であるとし、他の暗号通貨をサポートする予定はないとのことです。

Does Centbee also offer other cryptocurrencies?

We believe that Bitcoin cash is the best current implementation of the Satoshi White Paper. We have no plans to provide trading facilities or wallet facilities for other cryptocurrencies.

引用元：iphoneアプリ内のFAQ

Centbeeは、iphoneおよびAndroidに対応しており、iphoneの方はApp Store、Androidの方はGoogle Playからダウンロードすることができます。

以下、iphone版で実際に使用してみた結果を共有させていただきます。

アプリの初期設定

アプリを初めて起動すると以下の画面が出るのでStartを押しましょう。

すると以下の通り、「セキュアで安定した接続環境にいるか」を確認されます。

暗号化されていないwifiスポットなどの利用は避けるべきでしょう。

Nextをタップすると、以下の通り電話番号の入力を求められるので、入力してNextをタップします。

すぐにメッセージでコードが送られてくるので、入力してConfirmをタップ。

ウォレットのバックアップがあればインポートできますが、今回はSkipします。

４桁のPINコードを指定します。

ここで指定したコードは今後のアプリの起動時に毎回入力する必要があります。

初期設定は以上となります。

簡単ですね。1分もかからずにウォレットが使える状態になりました。

ホーム画面

以下はホーム画面です。

画面中央に現在所有しているBCHの量が表示されており、画面下部には現在のBCHの時価が記載されています。

※画像は試しに1BCHほど入金してあります。

また、画面中央の部分をタップすると以下の画像の通り、現在の時価で法定通貨に換算した金額が表示されます。

今回試した環境では日本円で表示されましたが、おそらく端末の位置情報から通貨を自動で判別していると思われます。（設定で変更可能です）

なお、重要なことですが、iphone（またはAndroid）が故障したり紛失してしまった場合、バックアップを取っていないとウォレットに入れたBCHを全て失ってしまいます。手順は省略しますが、画面上部のBACKUP WALLETをタップして必ずバックアップを取りましょう。

Contacts機能

Bitcoin Cashを送金する場合、送金先の指定方法として、送金先のアドレスを直接入力するか、または、送金相手のQRコードを読み取るのが通常です。Centbeeでは、それらに加えてContactsという機能を使って送金先を指定する方法があります。

これは、iphone（Android）の電話番号の連絡先の中にCentbeeを利用している知り合いがいる場合、自動的にCentbeeのContactsに追加され、Contactsリストの中から送金相手を選択できるというものです。

これにより、電話番号さえ交換していれば相手のウォレットアドレスを手に入れる手間を省いて送金ができるということになります。

以下、実際にContactsから送金する手順です。

以下はContacts画面ですが、

連絡先の中からCentbeeを利用している知り合いがリスト表示されています。

このリストは自動で作成されており、リストに知り合いを登録するというような操作は全く行なっていません。

送金したい相手をタップすると以下の画面になりますので送金額を指定してSendを押します。

確認画面が表示されますので、さらにSendをタップします。

送金が完了しました。

以上となります。

非常に簡単に送金が完了しました。

さいごに

今回、実際にiPhone版のCentbeeウォレットアプリを使用してその特徴を紹介しました。

BitcoinCashのみ利用するという方にとっては非常に使いやすいと思います。特に以下の２点は素晴らしいです。

Bitcoin Cash専用のウォレットアプリということもあり、余計な機能がなく非常にシンプル。
Contactsに自動的に送金先が追加される機能は、Centbeeが普及すれば、長いアドレスではなく電話番号だけ交換すればお互いに送受信できるようになるので、かなり使い勝手が良くなると思われます。

１点だけ気になったのは、取引履歴を確認できるのですが、送受信した金額と日時しか確認することができず、送金元アドレスなど、トランザクションの詳細が確認できないのが少し不便だと感じました。トンランザクションIDなども分からないためエクスプローラーで確認することもできず本当にトランザクションが作られたのかが少し不安でした。

とはいえ、まだβ版なので今後のアップデートに期待しています。