Braveブラウザのプレビュー版がリリース、注目ブラウザの最新版をレビューしました!

2018.09.29

BCHNews編集部

こんにちは、BCHNews編集部です。

Braveブラウザ(以下、Brave)のプレビュー版が9月7日にリリースされました。
この投稿では、Braveの使ったことのない方向けにBraveの特徴をおさらいした後、プレビュー版を実際に利用した感想をお伝えしたいと思います。

Braveの特徴

公式ページによると、以下の特徴が挙げられています。

高速ブラウジング

ChromeとSafariよりも最大8倍高速でWebを閲覧できる。

Brave loads major news sites 2 to 8 times faster than Chrome/Safari on mobile and 2 times faster than Chrome on desktop.

通信データの節約

不要なコンテンツをダウンロードしないので通信データ料金を節約できる。

The average mobile browser user pays as much as $23 a month in data charges to download ads and trackers — that’s $276 a year. Brave blocks ads and trackers, so you don’t pay for them.

広告、トラッキングのブロック

デフォルトで不要なコンテンツをブロックし、ブロックした回数を記録する。

Popular sites often host multiple ads and as many as 70 trackers per site. Worse, most leading ad blockers still allow trackers through to profile your location, behavior and other browsing activity.

広告収益の獲得及び投げ銭システム

ブラウザを利用することで広告収益の一部を獲得できる。
また、あなたの好きなコンテンツ提供者へ投げ銭が行える。

Support your favorite sites with micropayments. Brave features blockchain-based tokens which can be used to reward content creators.

プライバシーの保護

あなたの行動を追跡するソフトウェアをブロックして、プライバシーを保護する。

The “private” browsing mode that others offer is not truly private. Brave’s many privacy features, including “Private Tabs with Tor*,” stop trackers and provide a deep level of protection.

以上がBraveの主な特徴となりますが、特筆すべきはBasicAttentionToken(BAT)トークンを介した広告システムと、その報酬体系でしょう。

BasicAttentionToken(BAT)とは

BasicAttentionToken(BAT)は、Mozillaの前CEO、Brendan Eichが立ち上げたブラウザ開発企業であるBraveが行ったICOにより発行されたERC20ベースのトークンで、当時の時価にして3500万ドル相当のETHをわずか30秒で調達したことで話題になりました。

引用元URL:https://jp.techcrunch.com/2017/06/02/20170601brave-ico-35-million-30-seconds-brendan-eich/
公式サイト:https://basicattentiontoken.org/index/

Ethereumのブロックチェーンエクスプローラーetherscan.ioから以下の基本情報が確認できます。
(注:2018/09/27 12:00時点)

トータル発行数 1,500,000,000 BAT
保有アドレス数 69682 addresses
公式サイト https://basicattentiontoken.org/

WhitePaperによると、Braveブラウザ上で用いられる、サイト運営者-広告主-ユーザー間で交換することができるトークンで、支配的で不効率なデジタル広告市場を根本的に改善することを目的としています。

公式ページにFAQがありますので、詳細な内容を知りたい方は以下のリンクから確認することが出来ます。
FAQリンク:https://basicattentiontoken.org/faq

Braveの広告システム

Braveでは、Brave Rewardsという広告システムを採用しています。


画像引用元:https://basicattentiontoken.org

Brave Rewardsは、この図の通りBATを介してユーザーのプライバシーを保護しつつ、広告主から支払われたBATをサイト運営者とユーザーとで分け合う仕組みとなっています。

実際に使用した感想

プレビュー版の初回起動時には、チュートリアルが表示されます。
Brave Rewards、ブックマークのインポート、広告ブロックや各種設定ができることを教えてくれます。

Brave Rewardsでは、初回プレゼントで20BATを受け取ることができました。

資金を追加する事が可能で、BAT以外にもBTC、ETH、LTCの追加が可能でした。
ウォレットのバックアップ、復元もできるので外部で利用する事も可能です。

「Auto-Contribute」を有効にすることで、サイトの観覧頻度に応じた金額をサイト運営者に払うこともできます。
月額やリストへの追加条件も設定できるし、リストからの除外も可能なので、自分が使った分だけお気に入りのサイトに投げ銭が行えますね!

また、YouTube、ツイッターの投稿を高評価、いいねすることによっても投げ銭が行えるみたいです。

ブラウジングはとにかく表示が早く動画も待ち時間無く再生することができました。
違和感を感じるほど綺麗に広告が消えてシンプルに表示されるようになったため視覚的ストレスが少なく、とても快適です。
今後も常用したいと思える程いいなと思いました。

新しいタブでトラッカーや広告のブロック結果の確認ができるので、この数字が増えていくのを見るのも楽しみになりそうですね。

現在は残念ながらBrave上の広告はまだないらしく、広告収益のBATを受け取ることはできない点。
サイト運営者として認証されているサイトが少ない点。(正式版の方で確認できたのはBAT、Braveについて紹介しているブログだけでした。)
しかしながら、これは不安材料ではなく、むしろ今後に期待できるところかなという感じで、ユーザーとしてもサイト運営者としてもBraveを使う人が増えるといいなと思いました。
以上、Braveブラウザ プレビュー版のレビューでした!

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