こんにちは、BCHNews編集部のreiです。

先月、TokenInsightの11月の取引所レーティングが公開されました。
このレーティングは、TokenInsightが四半期ごとに基準に基づいて暗号通貨取引所を評価・公表しているものです。
それによると、この四半期で7つの取引所がスコアを上げ、4つの取引所でスコアダウン、7つの取引所が新規追加されました。

そこで本日は、この2018年11月版の新しいレーティングに関してまとめていきたいと思います。

TokenInsightのレーティングについて

まず、取引所のレーティングは、通貨の評価と似ていますが、セキュリティなどに加えてUIやUXなどの主観的な要素も加味して行われています。
下図は、TokenInsightの取引所のレーティングシステムを図示したもので、主にチーム・リスクコントロール・エコシステムの3点から構成されており、エコシステムの評価項目にユーザーとしての評価があることがわかると思います。

その上で次の表は、TokenInsightで行われているレーティングのスコアと評価基準の一覧です。

2018年11月時点でのレーティング

こちらが、TokenInsightが公表したレーティング表です。

全体として、この四半期は取引所全体のユニークビジター(UV)数が下落しているという傾向がみられるそうです。
Bithumbを除き、全ての取引所のUV数が落ち込んでいますが、依然としてBinanceはトップのUV数を誇っています。

また、FcoinやBit-Zなどのトランザクションフィーマイニング取引所の点数が低い傾向があり、これは仮想売買や偽の取引量と結びつくことがあるからだそう。
中でも香港のFcoin取引所は、この影響を受けてスコアを下げています。

スコアが下落した取引所は、Bit-Z・FCoin・LBank・OKExの4つの取引所です。
主な理由としては、ユーザー数の減少や上場しているトークンの質、取引量やプラットフォームの透明性が欠けていることが挙げられています。
特にOKExは、繰り返しのデータロールバックや契約受け渡しルールの変更に加えて、Bitcoin Cashのハードフォーク時に最終取引価格を予定より早めた上に、そのアナウンスをたった１時間前に行ったことが大きな原因だそうです。

続いて、レーティングが上がった取引所は、Bitbank・Bithumb・BitMart・Coinsuper・HitBTC・Kraken・KuCoinの7つです。
これらは、取引量の増加や新規サービス展開、コンプライアンスへの対応などで評価が見直されました。

最後に、取引量やセキュリティ、コンプライアンスなどの指標に基づいて新しくレーティングに追加された企業は、以下の7取引所です。

• BitPay
• Coinone
• EXMO
• Gemini
• Liquid
• Poloniex
• YoBit

一言

本日は、新しく公開されたTokenInsightの四半期における取引所の格付けに関してまとめました。
それぞれの取引所に関しての詳細なデータは、こちらのMediumからご覧いただくことができます。
新しい取引所を決める時に、このような情報を参考にしてみてもいいかもしれませんね。

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