JavaScriptベースでBCHアプリケーションを作成できるBITBOX SDK

2018.12.05

BCHNews編集部

こんにちは、BCHNews編集部のきなこです。

本投稿ではJavaScriptベースでBCHアプリケーションを作成できるBITBOX SDKについての紹介と、簡単に何ができるのかをご紹介します。

BITBOX SDK

BITBOXは、Bitcoin.comにて開発されているJavaScriptフレームワークです。

コマンドラインやクライアント/サーバーアプリ内から使用することで、Bitcoin Cashアプリケーションを作成するのに役立ちます。
最新のJavaScript技術で構築されており、Mnemonics, HDNodes, ECPairs, Crypto, Addresses, Transactions等々の機能が充実しています。
また、クライアントまたはサーバー上で完全なメインネットとテストネットをサポートしているため、驚くほど優れたBitcoin Cashアプリケーションを作成することができます。

BCHプラットフォームの上に構築されたアプリケーションの品質と量を加速するのに役立つ一連のツールを構築することを目標としており、オープンソースのため、寄稿や機能の提案を歓迎しています。

公式ページ:https://developer.bitcoin.com/bitbox
Github:https://github.com/Bitcoin-com/bitbox-javascript-sdk

導入方法

BITBOX SDKの始め方は、詳しくはここから確認することができます。

前提条件として基本的なHTML、CSS、Javascriptのスキルがあるといいです。

開発環境

NodeJSホームページから、LTS(Long Term Support)のリリースをダウンロード

コード編集のためのテキストエディタを用意Bitcoin.comはAtom.ioを推奨)

インストール

ターミナルから以下を実行することでインストールされます。

npm install bitbox-sdk --global

インストールの確認は

bitbox --version

を実行することででできます。

BITBOX SDKには開発コンソールが付属しており、このコンソールを使用するとセットアップが必要なくなります。

画像引用元:https://developer.bitcoin.com/tutorials/getting-started/

チュートリアルでわかるBITBOX SDKでできること

BITBOXは機能が充実していますが、ライブラリチュートリアルが用意されているため使い方もわかり易いです。

チュートリアルページではいくつかの機能の説明と、その例が載っています。その一部はこのような内容になっています。

Address Conversion 独自の変換ツールによって、従来のbase58CheckでエンコードされたBitcoin Cashアドレスをcashaddr形式に変換することができます。
Account Creation ウォレットの作成をすることができます。
このページではウォレット作成のための一連の流れを確認できます。
BIP21 BIP21には、アドレス、金額、メッセージなどの支払い要求情報をウェブサイトやQRコードのリンクとして表示されるURIとしてエンコードする方法が記載されています。
このページではBITBOXにBIP21を導入する方法が記載されています。
bitbox-sdk コードインターフェイスを実行中のBitcoin ABCノードと直接接続することができます。
このページではコンソール、ブラウザからBCHネットワークに接続する方法を確認できます。
Getting Started 上で説明した導入方法が確認できます。
Mmemonic Word Lists HDウォレットのマスターシードはMnemonic Wordから生成できます。
BITBOXでは、8言語でMnemonic Wordを作ることができます。
Sign and Verify 署名メッセージを使用してアドレスの所有権を暗号で証明、他人からの住所の所有権を確認ができます。
このページではメッセージの署名、確認方法がわかります。
Websockets Scaffold BITBOX SDKには、Bitcoin Cashアプリケーションでリアルタイムデータを有効にするWebソケットが組み込まれています。
Extended Public Keys BITBOX.Address.fromXPubを使用することで、拡張公開鍵によって可能なすべてのトランザクションに対して新しいアドレスを生成することができます。
Wormhole Wormhole SDKは、BITBOXを搭載したフル機能のjavascriptフレームワークです。チュートリアルでは、Wormhole SDKの導入方法、ウォレットの作成、フルノードの実行、トークン作成の流れを確認できます。

さいごに

BCHアプリケーション作成に便利なBITBOX SDKについてご紹介させていただきました!
興味のある方はこのSDKを使って自分でBCHアプリケーションを作ってみるのもいいかもしれませんね

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